絵本とは大変奥が深いものでありますな。
バカにできません。
一人で読んでると泣くこともあったりなかったり。
今日は学校で絵本の読み聞かせがありました。
まぁ・・・何と言うか本日は私が読み手でして。
ありえない事態です。
やるからにはこの低音ボイスで低学年の子供達を恐怖に陥れようと目論んで挑んだものの、
実際はチョイスした絵本があまりにも長く、制限時間の10分を大幅に過ぎて
一冊の絵本だけで授業に食い込むと言う大失態。
途中で「ながいー」と言われたりもしましたけど読みきった。
先生にも「すみません・・・時間・・・」と謝りましたけど
「一時間目はちょうど国語の授業なので大丈夫です!」と言っていただき
何とか子供にとっては拷問に近い読み聞かせが終了。
結果的には「感動した」 と言ってもらえました。
読んだのは 泣いた赤鬼を彷彿とさせる内容の、やさしいあくま。
時間前に教室に到着した私は廊下で待っておりました。
先生の「ではお呼びしましょう~」で始まった。
〇〇ちゃんのおかーさーん! は~い!
ものすごいプレッシャーです。
教室では机を全部後ろに下げて、教壇の前にいすがひとつ。
それを取り囲むように子供達。
正直ガクブルです。
かばんから絵本を取り出すと
「あ~これしっちょお~~」(←恐らく「知っている」の意味だと思われ)
・・・知ってる?ごめんねぇ^^;
では今日はこのやさしいあくまを読みまーす
で、読み始めたはいいけど意外に長いのね。
本を皆に見えるように持って斜めに文字を読むのはすごく時間がかかるらしい。
何か段々申し訳なくなってきて、最後ものすごいハイスピードでした。
読んでて自分が泣きそうになるし、声がガダガダでもうボロボロです。
終ってからは感想を言いたい!と子供に言われて内心ドッキドキです。
なげーよ!バーカ!とか言われるのかと思ったら
さっきの「これ知ってる」と言った女の子が「泣きそうでした」と。
そうかいそうかい!!
そうだろぅ~?
と調子に乗りましたね。
他にも何人かの子供が一言感想を言ってくれましたが
肝心のうちのこ、何か黙ってた。
ごめんよ。かあちゃん、こんなんでごめんよ。
先生は終ってから
「今までの読み聞かせで聞いたお話とは全然違いましたね。
今日のお話はとーっても大事なお話でした。
優しくて悲しくて、先生も涙が出そうでした。
皆さんもこういう本を読みましょうね。」
と、言ってくれました。
10分程度で読みきるものを、と言われていたのに時間オーバーしてしまい
人間としてダメだ・・・私なんて死ねばいいんだ・・・とか思っている私には救いの言葉だった。
国語の授業ぶっ潰して本当ごめんなさい。
でもやりきった感もあったりします。
しかしあれ、読んでやる本じゃないね。
自分で読んで泣くがいい。子供達。
私は泣いた。
すごいいいお話ですよ。
私が読む事で台無しになったんじゃなかろうか。
そして月末また学校行ってきますけど、今度はどんな話で泣かせようかと
ワクテカガクブルしています。
四谷怪談とかどうかしらね。
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